WEB版すいせん [2018年12月号]
『主体的な生活に向けての作業療法実践』 ありがとうございました!
第18回東海北陸作業療法学会
実行委員長 松塚泰孝
今年も余す所わずかとなり、お忙しくお過ごしのことと存じます。
皆様には、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
第18回東海北陸作業療法学会(第7回福井県作業療法学会)が盛会のうちに終えられましたことを、実行委員会を代表しまして、心より感謝を申し上げます。
平成30年11月17日~18日は大一番の二日間でした。一年半の準備期間を経て作られた、学術局・運営局・事務局の三本柱は、あうんの呼吸で噛み合い機能することができました。
オープニングにふさわしい市民公開講座『あきらめない心と作業療法 義手が与えてくれたもの』、心にしみ入るバイオリンの音色は、学会の成功を予感させてくれました。各会場では105題の演題発表が次々に始まり、エントリーされた皆様が、日々の成果を力強くプレゼンして下さいました。
作業療法の専門性と責任を感じた五つの教育セミナー。「認知症の人に対する作業療法」「栄養マネジメント」「就労支援」「特別支援教育」「地域包括ケア」各先生方の熱意と魅力のある講義に魅了されました。
特別講演では「日本の作業療法を再生しましょう」と題して認知作業療法の視点を学び、「医療分野における活動と参加」では病院でのMTDLPの活用について、新しい感覚と知識を得ることが出来ました。学会のテーマ「主体的な生活に向けての作業療法実践」を核にしたシンポジウムでは、日ごろの仕事を振り返りながら、実践につながる作業療法を、学術的観点から考える機会となりました。
会場があふれかえたったランチョンセミナーや、目新しい機器展示コーナー・研究紹介・OTカフェ・特別企画、書籍展示と、ご出展頂きました企業・団体様には、色とりどりの学術の花を咲かせて頂きました。主催団体として心強かったです。
そして、夜のレセプションでは90名の皆様にご参加いただきました。笑いと涙と、歓喜わき上がる、いつまでも記憶に残る思い出となりました。
ご後援、ご協賛いただきました各種団体、関係機関の皆様に、心より御礼申し上げます。また、福井県では7年ぶりとなる東海北陸作業療法学会にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
その人の「主体的な生活に向けての作業療法実践」 社会に役立つ作業療法士の未来に向けて、今日からまたチャレンジしていきましょう!