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「診療報酬制度・介護報酬制度」の研修会開催報告
- 医療法人 健康会
嶋田病院 作業療法士 - 加福 己里宜

はじめに
令和7年8月31日にオンラインにて保険対策部(以下、本部)主催による研修会を開催しました。テーマは「なるほど!診療報酬制度・介護報酬制度」です。講師は本部の山田理事が務めました。半日の研修会でありましたが、県内・県外からの参加を含めて12名の方に参加いただきました。
企画にあたって
今回、研修会を企画するにあたって、「士会員において、報酬制度は取っ付きにくいイメージがあるのではないか」という部内での意見から、このようなイメージを少しでも払拭し日々の業務に活かしてもらいたいという想い、そして令和6年度のトリプル改定から1年以上が経ち、各病院・施設等における動きが落ち着いてきた中で、報酬制度について幅広い世代の方々に振り返りの機会を提供したいという想いの2つの点から今回のテーマでの研修会の開催に至りました。
報酬制度に意識を向ける
私自身を振り返ると、新人の頃は、報酬制度の知識はもとより、意識を向けたこともほとんどありませんでした。しかし、立場や環境が変化し、医師や医事課のほか、ケアマネジャーをはじめとする介護サービス関連職と連携する機会が増える中、報酬制度を理解することの重要性や必要性を痛感しました。このような経緯から研修会へ参加するようになり、自分なりのペースで報酬制度に意識を向け知識を深めていく中で、日々の業務においてより深く連携を図ることができるようになりました。
制度改定からみる作業療法士の心得
今回の研修会では、報酬制度の概要や報酬改定による医療職への影響のほか、協会の動きや求められる作業療法士の役割など幅広い内容を盛り込みましたが「参加者の方にわかりやすく説明する」という点から、報酬の流れや仕組みなどの基本的な内容にも触れ、令和6年度の報酬改定の振り返りをより具体的・重点的に行いました。参加者の方々からは「普段行っているリハビリを多方面から振り返るきっかけになった」、「あまり関わることのない報酬制度の背景を知る良い機会になった」との声が聞かれました。また、私自身も普段の業務に関して、漠然と物事を捉え遂行するだけではなく、国や協会の動き、制度の背景を理解すること、そして一人ひとりが確かな成果を上げていく必要があると実感し、自分自身の作業療法を振り返る良い機会となりました。
さいごに
今回の研修会が一人でも多くの方々に報酬制度について意識を向けたり、振り返るきっかけとなっていたら幸いです。研修会の参加者の方々、講師をはじめ運営に携わった部員の方々にこの場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。

